今日のテーマは、クマノミです
伊豆でも、クマノミはお馴染みですよね
イソギンチャクの近くに、いつもいます
このクマノミ、イソギンチャクと共生関係にあります
イソギンチャクには毒があるのですが、クマノミはその毒に対して免疫を持っています
なので、クマノミにとって危険な捕食者が現れたら・・・
サッとイソギンチャクの中に隠れます
捕食者は、イソギンチャクの毒に対しての免疫がないので、イソギンチャクの中までは襲ってこないのです
また、イソギンチャクにとっては、
イソギンチャクを食べる魚をクマノミが追い払ってくれるので、お互い持ちつ持たれつの関係が成り立っているのです
クマノミは、見た目はカワイイのですが、その社会構成がちょっと不思議・・・変わっているのです(笑)
まず、1番大きな個体は、メスです
2番目に大きな個体は、オスです
それ以外は、全部子どもです
実に簡単な構成ですよね(笑)
で・・・
もし、メスがいなくなると・・・
2番目に大きな個体だったオスが、性転換をします
そして、1番大きな子どもが、オスになります
う~ん・・・
この話を人間に置き換えて考えると・・・なかなか面白いですよね(笑)
ある日、お母さんが家を出て行きました
困ったお父さんは、悩んだ挙句、自分がお母さんになることを決めました
家族会議を開き、1番体の大きな子どもに、お父さんになってもらうことになりました
ある朝起きてみると・・・昨日までの『お父さん』は、今日から『お母さん』になっていて・・・
1番体の大きな兄弟が、今日から『パパと呼びなさい』って言ってくるんですもんね(笑)
面白~い(笑)
伊豆では、サンゴイソギンチャクがたくさんあるので、
こうしたドメスティックなクマノミはなかなか見られず・・・
ほとんど独り者かペアが多いのです
もし、クマノミ一家を見ることが出来たら、ママ・パパ探しをしてみるのも楽しいと思いますよ
そして、次期パパ候補も探したら楽しそうですね(笑)
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