2~3月の伊豆の海といったら、最低水温を記録するほど水温は下がりますが、
そんな海の中でも、今、ラブラブな魚をご紹介していきたいと思います
ラブラブと言っても、2~3月に求愛・産卵シーズンを迎える魚のことです(笑)
普段、砂地にいても、あまりにも存在感なくて(笑)
スルーしてしまう魚なのですが・・・
今回、「サビハゼ」の求愛と産卵について書きたいと思います
このサビハゼは、ちょうど今の時期に求愛・産卵を迎えます
このサビハゼ、メスは積極的に求愛をします
魚の世界でも、女性が積極的なんですね(笑)
メスの求愛行動は、激しく、まるでケンカしているかの様に見えます
もちろんオスも求愛行動をしますが、メスほど激しくはありません
産卵に用いる巣穴の準備ができたら、その巣穴にメスを誘い込みます
人間の男性と一緒で、準備に余念がないのですね(笑)
産卵は、砂地にある石の裏側で行われることが多く、観察するのは難しいそうです
オスは巣穴をつくるのですが、巣穴に用いられる石にオスは「こだわり」がある様で・・・(笑)
底が平らで、深く埋まっていないことがポイントらしいです
オスは何度も試し掘りをして、気に入ったら巣穴をしっかり作るそうです
試し掘りを何度もするなんて・・・
マメですよね(笑)
サビハゼの卵なのですが、産みたては丸い形をしているのですが、
海水を含み、1時間ほど経つと、こん棒状に形を変えます
卵は3週間ほどで、ふ化します
その間、オスがふ化するまで卵の見張り番をします
5月頃には、サビハゼの小さな小さな幼魚の群れが、砂地の中層を漂います
とてもキレイですよ
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